血統書の見方は?

日本の各キャットクラブや個人で発行しているのは、一般的に3代または4代血統書です。これらは代用血統書と呼ばれていて、もしあなたの猫が、(例えば)CFAナンバーが記された[血統登録書]を持っている猫なら、米国に申請すれば6代まで載っている血統書が手に入ります。ただこれにはTICAでの賞歴は当然記載されないため、ブリーダーは一般オーナーのために、両親猫の[血統登録書]を元にこれを作っているのです。TICAとCFAは世界中に支部を持ち、長年にわたって蓄積された膨大な情報はコンピュータ−で管理されているため、ブリーダーが勝手に書き換えたりすることはできません。それ故にTICAやCFAは世界中に信用されているわけですね。

血統書を見れば、その猫の持つ色遺伝子の可能性や近交系数を知ることができます。尤もそんなものは、家で可愛がる猫には不必要という意見もあるでしょう。(実際信用出来ないものも断言は出来ないけど無きにしも非ず‥‥(~_~;)。
実際のところ血統書が必要なのは、キャットショーに出す場合と繁殖する場合だけでしょうが、血統書はいわばあなたの猫の家系図&戸籍謄本のようなもの。純血種として脈々と続いてきた遺伝の過程を知るのは結構興味深いものです。代々ブリーダーの思いと情熱を託されて、その子はついにあなたの元にやってきたのです。
ここでは血統書を見るために必要な幾つかの用語を取り上げてみましょう。

Cattery Name(猫舎号):猫の名字にあたるもので、ブリーダーが登録クラブに申請します。
             (各クラブにおいて、同一のものはありません。)
Cat Name(猫名):一般にキャッテリ−ネームの後につけます。

  賞歴の見方:ショーのタイトルは名前の冒頭についています。

-CFAタイトル-
CH(チャンピオン)〜OPENクラスで6本のウィナースリボンを獲得した猫。
GC(グランドチャンピオン)〜CHクラスで、同じチャンピオン200匹に勝った猫。
PR(プレミア)〜避妊、去勢のクラスでチャンピオンと同じ資格。
GPR(グランドプレミア)〜プレミアクラスで、75匹のプレミアに勝った猫。
RW(リージョナル・ウィナ−)〜各地域別で、年間ランキングに入賞した猫。
NW(ナショナル・ウィナ−)〜世界の、年間ランキングに入賞した猫。
BW(ブリード・ウィナ−)〜その猫種で、獲得ポイントが1位の猫。
DM〜この称号は猫名の末尾につけられます。メス猫なら5匹、オス猫は15匹、
その子供がグランドチャンピオンになっているという証明です。

-TICAタイトル-(2004年新シーズンから)
CH(チャンピオン)〜キャットショーにおいて規定のポイントとファイナル入賞を
獲得した猫。
GRC(グランドチャンピオン)〜規定のポイントと4人以上のジャッジから規定のファイナル入賞6回
さらにファイナル入賞と獲得ポイントを重ねていくと、
DGC(ダブルグランド...)、TGC(トリプルグランド...)、
QGC(クォードグランド...)と繰り上がっていきます。
SGC(スプリームグランド...)は規定のポイントとQGCの条件を満たし、さらに
キャットショーの最終審査においてベストキャットに選ばれた猫。このタイトルは、
避妊・去勢クラスではSGCA(スプリームグランドチャンピオンアルター)、
ハウスホールドペットのクラスではSGM(スプリームグランドマスター)となります。
IW(インターナショナル・ウィナー)〜世界の年間ランキングに入賞した猫。
RW(リージョナル・ウィナ−)〜各地域別で、年間ランキングに入賞した猫。
OD/OS〜メス猫なら5匹、オス猫は10匹、その子供がグランドチャンピオン以上に
なっているという証明です。

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(例) HATENAちゃんの血統書                
猫名(Name of cat):Ns Hatena

性別(Sex):Female 
毛色(Color):Blue Cl.Tabby&White    
目色(Eye Color):Green Gold

一胎子一覧(Name of the litter):Fusigi,Nandarona
生年月日(Date of birth):xx.xx.xxxx
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3:Zizi君はCattery Oの出身。オーナーはOさんのままか、Lさんが追加登録してないか、
もしくは他のオーナーさんの可能性も考えられます。大変優秀な猫のようです。
4:BabaちゃんはCattery Pの出身で、Cattery Lのお家に行きました。
Lさんはこの2匹を交配して(あるいはさせてもらって)その結果、1:Papaが生まれました。
彼はNさんの家に行きました。
子猫の姓は、原則的に母猫のオーナーのキャッテリー名になります。

5:Zie君はCattery Q出身でRさんの家に行き、頑張ってCFAのRWにまでなりました。(入賞してから行った可能性も)
6:BarちゃんはTさん宅出身で、Nさん宅へ行きました。NさんはRさん宅のZie君を借りてBarちゃんと交配した結果、2:Mamaが生まれました。
Nさんは家に来たPapaとMamaを交配して
めでたく3匹の子猫が生まれ、そのうちの1匹がHatenaちゃんと名付けられたのでした。

因に日本の血統書では一般的に、(経歴が分かりやすいように?)
タイトルかもしくはタイトルを持つ猫の欄が赤色で印字されます。

*原則的に冒頭のキャッテリ−ネームには'Sが付き(付かない事もある)、
末尾に来る時はキャッテリ−ネームの前にofが付けられます。
*この血統書モデルでは、タイトルがTICAのものかCFAのものであるかが記されていますが、
ブリーダーがどちらかの団体の(またはその所属クラブの)発行の血統書を出している場合、
記載されるのは、発行元の団体のタイトルのみになります。
*毛色の遺伝についてのお話は、いずれそのうちに。

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by wegiecat | 2007-01-13 05:35
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